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シュルレアリスム

道具を磨くべきだが、その心を失ってはならない。理性は道具だ。

シュルレアリスム(超現実主義)はアンドレ・ブルトンの『シュルレアリスム宣言・溶ける魚』(1924)を皮切りに広がった思想であり、理性を否定することで人間を解放しようという考えです。

芸術は、既存のものや常識などを打ち破ることで、新しい価値を発掘するものです。シュルレアリスムでは破壊の矛先を理性に向けたわけです。当時は第一次世界大戦など大変な状況であり、芸術家の一部は戦争をもたらした理性に疑いをもち、破壊することで、そういった悲惨な現実からの解放を目指していたのかもしれません。

手法

シュルレアリスムの手法としては自動筆記(オートマティズム)、デペイズマン、騙し絵、コラージュ、や夢を利用する方法があります。

自動筆記とは、理性が介入しないように頭に浮かんだ考えを素早く書き留めていく手法です。

デペイズマンは、意外な組み合わせ、場違いなものを配置することです。

騙し絵は事実や現実と食い違う知覚をさせる絵です。

コラージュは切り抜きなどを貼りつけて構成することです。

を利用する方法としては、寝言を書き取ったり、夢の内容を記録したり、酩酊、朦朧とした状態でアイデアを出す方法があります。

様々な技法がありますが、どれも理性を否定するという点で共通しています。作為性、意識、合理性、論理などを否定するために、偶然や無作為、無意識、非合理を利用しているのです。

思うこと

シュルレアリスムの考えは理性が偏重されがちな現代でも重要な考え方だと思います。

理性とは当り前のことを積み重ねることなので、その思考は停滞しがちです。シュルレアリスムの作品は、不思議だったり奇妙だったり、理解に苦しむ作品が多いです。なかなか理解できない、理性に落とし込めないからこそ思考を喚起します。

学問などにおいても、理性によって整備されていくうちにだんだんと矛盾点が明らかになっていき、それを解決しようと新しい発想が生まれる。思考を整える理性と、発想を生み出す感性とのせめぎあいでアイデアは形になっていきます。

物事がなかなか進まずに困っているときはシュルレアリスムの手法に頼ってみるのもいいかもしれません。

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